こんにちわ。
以前、子宮頸部異形成になり自然消失しなかったためレーザー蒸散術にて病変を治療しました。
最近では子宮頸がん検診で子宮頸部異形成が発覚するケースも多いと思います。
子宮頸部異形成の経過とレーザー蒸散術の体験談について紹介していきます。
薬剤師OL
子宮頸部異型性とは?
子宮頸部異形成とは子宮頸がんの前がん病変の可能性がある段階です。
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染と密接に関連しています。ただ、HPVに感染した全ての人が子宮頸がんになるということではありません。HPVには約100種類のタイプがあり、その中で約15種類が子宮頸がんと関係しています。ただし、発がん性のHPVは感染しても9割は自然に排除され、持続感染となった女性の1割弱が前がん病変の異形成となり、さらにその1割以下が子宮頸がんがへと移行します。
子宮頸部異形成 レーザー蒸散術までの経過
子宮頸部異形成の私の経過についての紹介
薬剤師OL
大半の人が自然に原因とななっているHPVが陰性化し異形細胞は正常化するとのこと。
子宮頸部軽度異形成で今治療をする必要はなく経過観察に。また1年後あたりに要検査。
ここで、子宮頸部異形成が自然治癒しないため癌専門病院を紹介される。
進行が認められたため、念の為HPVのジェノタイプを遺伝子検査し「ハイリスク:56型」が検出。円錐切除かレーザー蒸散術を勧められる。
このハイリスクのHPVに感染している場合、病変が高度異形成になり最終的に癌になってしまう場合があると説明を受ける…。
薬剤師OL
子宮頸部細胞診の検査結果の見方
子宮頸部細胞診のベセスダ分類についてです。
※検査機関により検査方法や結果の表記方法は異なる場合はありますので詳しくは検査機関にお尋ねください。
子宮頸部異形成 レーザー蒸散術体験談
子宮頸部異形成 レーザー蒸散術とは
- レーザー蒸散術のメリット:円錐切除術は2泊3日程度の入院が必要だが外来で出来る。術後に妊娠を望む場合、円錐切除術と比較して早産のリスクが少ない。
- レーザー蒸散術のデメリット:円錐切除術と比較して再発のリスクが高い。全ての症例で適応とはならない。病変が浸潤している可能性がある場合は適応外。
薬剤師OL
子宮頸部異形成 レーザー蒸散術当日までの流れ
子宮頸部異形成 レーザー蒸散術当日の体験談
痛み止めや麻酔
私の場合は術前30分前に痛み止めのボルタレン座薬を入れるよう指示。そしてレーザー蒸散術の直前に子宮頸部と思われる箇所に局所麻酔が施されました。
レーザー蒸散術の痛み
レーザーで焼いているので違和感がありました。痛いと言われれば痛いような感じです。「イタタタっ」という痛みはありませんでした。局所麻酔はチクッとしますが、レーザー自体の痛みは我慢できるレベルでした。事前に人のブログを拝見し「痛い!」というのを見てビビっていたので大丈夫な痛みでよかったです…。
レーザー蒸散術の所要時間
レーザー蒸散術の術後の症状
当日は腹部が少し痛かったです。仕事などは入れずに安静に出来る環境が良いと思います。
当日、翌日は少量の出血がありました。出血については医師から事前に説明がありましたが自然に止まりました。
レーザー蒸散術の術後の費用
当日の手術費用は1万円程度ですが、事前の組織検査や血液検査などを含めると合計1万5千円程度でした。
子宮頸部異形成 レーザー蒸散術体験談 まとめ
私の場合は感染しているHPVがハイリスクだったのでレーザー蒸散術を実施しました。今後癌化する可能性はゼロではないので、手術して良かったです。幸い今のところ再発もありません。参考になれば幸いです。
HPVに感染して進行する子宮頸部異形成は比較的進行はゆっくりといわれています。将来癌になってしまうかもしれない細胞を早めに見つけることが出来ます。
みなさん、ちょっと大変かもしれませんが子宮頸がん検診が忘れず受診することをお勧めします。防げる病気は自身で防いで健康な身体を維持しましょう!
薬剤師OL